タイトルに惹かれ、図書館で思わず手に取ったのが最初の出会いで、
お話しに呼応した妻ゆかりさんの挿画が素敵です。
のちにノーベル文学賞を受賞する大江氏の少年時代は
戦争が暗い影を落とし、
勉強をするのに、決してよいとは言えない環境の中で
大江氏の父や母、祖母がその時々に彼に伝えようとしたこと、
やがて文章を書く仕事についた大江氏が
自らの子ども時代や息子の光さんへの思いと重ねるように
生きていく上で決して忘れないでいてほしいことを
子ども、そして若い人に向けて優しい文章で書いた本です。
大人たちは各々の思いで子どもを守り教え大切にしてくれていたのだと
大人になった今読んで、改めて噛みしめます。
いつか「自分の木」の下で、小さいころの私に出会うでしょうか🌳
大人になっても、この木のように、また、いまのきみのように、まっすぐ立って生きるように!
「自分の木」の下で 大江健三郎 画=大江ゆかり 朝日新聞出版