この何十年かでたくさんの生き物が絶滅してしまった。

でも、

まだまだ地球は温かいし明るい。

献灯使 多和田葉子 講談社
2018年全米図書賞翻訳文学部門受賞作

これは、未来なのか、過去なのか

それとも進化なのか、退化なのか

突然変異なのか、環境同化なのか

震災と汚染された土地、その後に鎖国を続ける日本では

死ぬことを奪われた老人が、あおい空を知らない体の弱い子どもたちを想い

怒り、哀しみ、願う。 ― ともに生きたい、と。

地球はまるい。世界地図の中心は、日本だけではない。

今まで信じてきたものは果たして正しかったのか

価値観とは何かを深く考えさせられます

どうか、この先の未来が絶望ではなく

暗闇に分け入る蝋燭のように、希望の灯りであってほしいと思います