表示: 1 - 1 of 1 結果

回復する人間

すべてだと信じていたものがなくても生きてはいける。

回復する人間 ハン・ガン(Han Kang)
斎藤真理子訳 白水社

ブッカー国際賞受賞の小説家、韓国 ハン・ガン氏の七つの短編から成る小説です。

根底にある「生きづらさ」に胸が痛みます。

センターラインをはみださないよう

信じてきたものを手放さないよう

そこに描かれているのは、何かしら、中心から外れた人生を懸命に生きてきた人で

奥底に深く沈む悲しみや傷みを抱えながら

彼女らは、自らに問いかけ、祈り、やがて、立ち上がる

― ‘どこまで行けるのだろう’

‘永遠’ではない人生を生きる中で、これから先きっと、いつかどこかの場面で

この静かな希望の物語は、一筋の力強い光を灯してくれるでしょう。

どこから湧いてくるのだろう、この静かな気持ちは。どこからこんな気持ちが ― 生きたいという、生きねばという思いが、響いてくるのか。

回復する人間 ハン・ガン(韓江 Han Kang) 斎藤真理子訳 白水社