ノンちゃん雲に乗る

どんなときでも一生けんめいやれば、

力いっぱいやれば、

それで道がひらけてくるものです。

ノンちゃん雲に乗る 石井桃子
中川宗弥画 福音館書店 

ひょんなことから、お池の水に浮かぶ、まっ白な雲に乗ってしまった

ノンちゃん、という小さな女の子とその家族のお話です。

幼い頃、母が夜にお布団の中で読んでくれたのですが、

ノンちゃんが雲に乗る前に、いつも寝てしまうのでした。

大きくなって、そのときどきの自分に重ね合わせるように手にとり

思春期の心に寄り添うように、そばにあった大切な一冊…

お話の底に流れる、登場人物を通して語られる

石井桃子さんの子どもたちへの優しいまなざしとメッセージに

生きる上での ’心棒’ のようなものを教わった気がします。

” 一生けんめい。いつも、いつも一生けんめい…… ”

  子どもたちよ

子ども時代を しっかりと

     たのしんでください。

  おとなになってから

  老人になってから

あなたを支えてくれるのは

子ども時代の「あなた」です。

石井桃子 2001年7月18日 杉並区立中央図書館開催「石井桃子展」に寄せられた色紙より