広島に原爆が投下されてから十年後の
日常を生きたかったひとりの女性と、
それからさらに五十年後を生きる、家族の物語
ささやかで、優しい日々の奥に
抱える苦しい過去と、長生きしたかった、という思いと
掴みかけた幸せと…
読み終えた後、言い尽くせない思いが静かに、
そして激しく、
いつまでも、いつまでも、心に留まります
戦後生まれが多数になっても、決して終わりません
ひとりでも多くの人がこのお話と出会いますように
同じ過ちが繰り返されない未来を願って
このオチのない物語は、三五項で貴方の心に湧いたものによって、はじめて完結するものです。
夕凪の街 桜の国 あとがき こうの史代 双葉社