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82年生まれ、キム・ジヨン

どうして、起きるかどうかもわからない未来のできごとに備えて、今やりたいこともやらずに生きなきゃいけないの?

82年生まれ、キム・ジヨン チョ・ナムジュ
斎藤真理子訳 筑摩書房

お隣の国、韓国のベストセラー小説ですが、

この小説を読んだ多くの女性が、ああ、これは「わたしたちの」物語だ…と

切実に感じるのではないでしょうか

生きづらい現代社会を生きる、一人の韓国人女性の”自叙伝”のようで

女性であるがゆえ当たり前のように受け入れてきた不条理に

なぜ?という怒りが、いつしかあきらめへと変わってしまう

’法律や制度が価値観を変えるのか、価値観が法律や制度を牽引するのか’

物語のラストに唖然とし、痛みを残したままページを閉じる。

女性だから、男性だから、ではなく、あらゆる国のあらゆる人が ー

やりたいことが自由にできる世の中でありますように

片方の人の生きづらさは、もう片方の人の生きづらさに

必ずつながるものだと思うから

すぐ目の前に見える効率と合理性だけを追求することが、果たして公正といえるのか。公正でない世の中で、結局何が残るのか。残ったものは幸福だろうか。

82年生まれ、キム・ジヨン チョ・ナムジュ 斎藤真理子訳 筑摩書房