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夜行

長い夜の底を走りながら、我々はどこへ向かっているのだろう。 ー 

「世界はつねに夜なのよ」

夜行 森見登美彦 小学館

十年前の鞍馬の火祭の夜に、忽然と姿を消してしまった彼女

なぜ、どこで、見失ってしまったのだろう

胸の奥底に秘められた思いや、封じられた辛い過去

消し去ることのできない喪失感や深い後悔は、

ときに、自分の本当の心までも見失い、脅かしてしまうのでしょう

まるで、”永遠につづく夜の底”を走る夜行列車の

広大な暗闇の世界に囚われてしまったかのように…

それぞれが過ごした十年の、それぞれの歳月を想い、夜は必ず明ける

そして、眩しい朝の光はその扉が開くのをそっと待っている ー

夜行列車に乗って旅に出たくなります