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その名にちなんで The Namesake

人間は生きているうちに何度名前を書くだろう。

その名にちなんで ジュンパ・ラヒリ
小川高義訳 新潮社

父と母は、それぞれの家族のもとを去って

インドから、一万三千キロ離れた新天地、アメリカへ渡った

近しい愛しい親族が誰もいない場所で、

尊厳を保ちながら、時にちいさなこだわりを捨てながら

少しずつその土地になじんでゆく

そして、自らの由来に抗いながら生きようとする子どもたち ー

家族の命をつないだ一冊の本と、その名にちなんで名付けられた名前とは…

その時に気が付かなくても、

やがて消え去るものだとしても、

その時その場所に確かにあったであろう

父と母の、静かな、しかし溢れるように強く温かな愛情の時間

ささやかだけれど、確かな家族の歴史…その物語に胸が熱くなります

まったく違う自分を作り上げ、不似合いな名前と絶縁しようとしても、それは不可能なことだった。

その名にちなんで ジュンパ・ラヒリ 小川高義訳 新潮社