目に見えるものが本当のものとはかぎりません
神の子どもたちはみな踊る 村上春樹 新潮社
27年前、神戸の大地を揺るがした大地震の後の、1995年2月
人々の思いはどこにあったのでしょう
不動だと思っていた大地がある日突然引き裂かれた
’何が夢で何が現実なのか’
被災地から遠く離れた場所にいた人たちの心をも
大きく揺るがす
震災の後に書かれた6篇の作品は、
どうすることもできない深い暗闇の中を
たとえ手さぐりで歩かねばならないとしても、
時をかけて、静かに燃える焚火の炎のように
ひっそりとした光を心に残します
祈りの灯のように…