これが私の優しさです

この地球では

いつもどこかで朝がはじまっている

これが私の優しさです 谷川俊太郎 集英社

表題作のタイトルに惹かれ、

自身が手に取った初めての谷川俊太郎さんの詩選集です。

宇宙の中の、小さな小さな地球に住む、

さらに小さな存在であるわたしたち人類の

輝きの奥にひそむ、小さな悲しみや

愛しみと同時に、どうすることもできぬ怒りや…

キラキラ光るものと、その奥に存在する影と ー

かなしみの向こう側にあるものに思いを馳せられていて

チクチクっと胸が痛むのです。

どうしたらいいのかと

同じ”地球”という「電車」に乗り合わせたみんなの思いが

心ひとつになれば、争いもなくなると信じて…

どうすることもできぬ

くやしさが

泉のように湧きあがる

どうやってわかちあうのか

幸せを

どうやってわかちあうのか

不幸を

これが私の優しさです 谷川俊太郎 集英社