宇宙の中の、小さな小さな地球に住む、
さらに小さな存在であるわたしたち人類の
輝きの奥にひそむ、小さな悲しみや
愛しみと同時に、どうすることもできぬ怒りや…
キラキラ光るものと、その奥に存在する影と ー
かなしみの向こう側にあるものに思いを馳せられていて
チクチクっと胸が痛むのです。
どうしたらいいのかと
同じ”地球”という「電車」に乗り合わせたみんなの思いが
心ひとつになれば、争いもなくなると信じて…
どうすることもできぬ
くやしさが
泉のように湧きあがる
どうやってわかちあうのか
幸せを
どうやってわかちあうのか
不幸を
これが私の優しさです 谷川俊太郎 集英社