これは、韓国の、大学病院がある「とある都市」で
’何気なくすれ違う人々’の人生のワンシーンを描いた物語
”ほんの短い時が過ぎれば忘れられてしまう”ような
交錯する人生の小さな小さな一コマかもしれない、けれど
短編映画のように、鋭く心に突き刺さる。
彼ら彼女らが悩み、前を向いて歩く姿を自らに重ね合わせ…
人生において出会う、大多数の通りすがるだけの人々
それでも、人は、過去から、今生きている現在、そして未来のその先まで
ゆるやかにつながっている ー
この世が崩れ落ちてしまわないように包んでいてくれるのは、何気なくすれ違う人々をつなぐ、ゆるやかで透明な網だと思います。
フィフティ・ピープル チョン・セラン 斎藤真理子訳 亜紀書房 著者あとがきより