2022-05-272022-07-072022年 今日の一冊 イラクサ これといったことはなにもなしに__ ただ、瞬く間に。イラクサ アリス・マンロー 小竹由美子訳 新潮社 それは、なにげない日常の、煌めくような瞬間だった… これから待ち受けているであろうものに 『浮橋』のように揺らぐ心 人生を変えてくれる「なにか」を期待して ー 送りたいと思っていた人生と、 送っていたかもしれない別の人生 長く短い人生のストーリーの中で ”奇跡”のようなその瞬間の’記憶’は 心の深いところでほのかな光を発する宝石のようで ただただ一生懸命に、 神様に願いごとをした子供のころのように 甘く、ほろ苦く、美しく、切ない、記憶の欠片 それがわたしの望んでいたもの、それがわたしが留意せねばと思っていたこと、それこそわたしが送りたいと思っていた人生だった。イラクサ アリス・マンロー 小竹由美子訳 新潮社