ガラスの ゆれる おとの おくから、

すきとおった かぜのうたが 

きこえる きがして なりません

なつねこ かんのゆうこ(文) 北見葉胡(絵) 講談社

かんのゆうこさん作 ”四季ねこ” シリーズ

とても可愛らしい「なつねこ」です。

青みがかった深い緑色の森の小さな工房

風鈴を手にすくっと立っている

浴衣を着た澄んだ目の不思議なねこ

夏の絵本なのですが、

秋の気配を感じさせるような涼やかな風と

やさしい風鈴のうた

チリリン…チリリ…チリリリン…

読み終わったあとも、耳の奥で

風にゆれる風鈴のささやくような音色が

いつまでも聞こえてくる気がします。