2023-01-222023-12-242023年 今日の一冊 彼女のこんだて帖 「ねえ、おいしい?」 彼女のこんだて帖 角田光代 講談社文庫 どんなにかなしいことがあっても、日々は続いていく。 日々が続いていくかぎり、私たちはごはんを食べなくてはならない。 ’あとがきにかえて’より うれしいこと、悲しいこと こうすればよかった、こんなはずじゃなかった いいことも、わるいことも 決して思いどおりにはいかない日々の生活 その合い間合い間に食べるごはん 自分のために、誰かのために、 作るごはん、作ってくれるごはん 毎日当たり前のように食べられる そのことの、なんという幸せ 苦さも、温かさも、 いつの日か、ふわり、思い出に… 今日の夜何を作ろうか、とぼんやり考えることは、ときに煩雑だけれど、ときにこれ以上ないほどの幸福でもある。 彼女のこんだて帖 ”あとがきにかえて”より 角田光代 講談社文庫