最後の日々をどう迎えようか…
早晩来る日への葛藤を抱えながらも
島で出会った様々な人たちとのなにげない優しい日常に
少しずつ心が解されていく
”一日、一日を、ちゃんと生き切ること”
自分の最期を、怖れなしに受け入れるのは、どれほど難しいことでしょう
できることよりできないことの方が多くなり
人生の残り時間を思い、焦る気持ちが先行しがちな日々の中で
雨上がりの、もわっとした土の匂い
金木犀の甘い香り、幼い頃のかすかな記憶
悲しみに沈んだとき、そっと添えられる手のぬくもり
こんなことの積み重ねで、今を生かされているような気がします