その小さな明かりのひとつひとつで紡がれる6篇の物語…
そこに登場する人たちは、一見、普通の平凡な人々です。
心の奥底の本当の悲しみや痛みは、誰かと比べられるものではないけれど
平凡で幸せそうに見える人生でも
”死に分かれること” と ”生き別れること” は”必然”であって、
誰しも”人生は激動”と ー
自らの力ではどうすることもできない出来事に
直面し、苦しみもがきながら生きていく
たったひとつのお菓子、たったひとつの言葉、たったひとつの温もりで
暗闇が光に変わる瞬間がある
この小さな世界を。
かけらも土地勘のない街の明かりがそこらじゅうに灯り、その、どこにでもある、平凡な眺め ー
スモールワールズ 一穂ミチ 講談社