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朝と夕

その名前ならきっといい人生を送るだろう

朝と夕 ヨン・フォッセ
伊達朱実訳 図書刊行会

自分では知りえない、人生の始まりの日と終わりの日のこと

まさにその二日間の出来事が語られた物語です。

祖父の名前を名付けられた主人公ヨハネスが生まれるその瞬間を描いた日と

老人になったヨハネスがこの世の生を終えた朝からの一日

人生を振り返るように起こった不可思議な出来事に

彼が生まれ落ちた日から流れた長い歳月の日々は

どのようなものだったのだろう

北欧ノルウェーの入り江から終わりの旅に向けて静かに漕ぎ出す舟

丘や家族と暮らした家や懐かしい人たちとの思い出は

すべて心の内に…

「。」(period)のない文章は

生から死へゆるやかにつなげる祈りのような静謐さが伝わります。

いいも悪いもない、ただ広くて静かで少しだけ揺れている、そして明るい、あえて言葉にすればだ ー

朝と夕 ヨン・フォッセ 伊達朱実訳 図書刊行会