Wuthering Heights(嵐が丘)

嵐が丘 エミリ・ブロンテ
三宅幾三・松村達雄訳
河出書房 世界文学全集7

Wuthering(ワザリング) 大気が荒れ狂うさま ー

丘の背を吹き越える荒れ狂う北風と寂しい野(ムーア)

どんより灰色がかった空と黒々とした谷間

生い茂るヒース波打つ紫紅の連なる丘また丘

今からおおよそ200年ほど前に

イングランド北部ヨークシャーに広がる荒野で

エミリ・ブロンテ唯一の、そして最初で最後の長編小説が生まれた

「Wuthering Heights(嵐が丘)」

人さと離れた寂しい荒野をこよなく愛したエミリ

過酷さの中に離れがたく惹きつけられる自然から紡がれたのは

激しくも美しいロマンス

高校生のときに何度読んだことだろう、どんなにか憧れたことだろう

ヒース花咲く谷間や丘を駆けて駆けて、風吹きすさぶ丘を頂上まで駆けて

いつかきっとと…

あれから数十年、いつかきっとはいまだ夢のまま

この物語はいつまでも色褪せることはありません