虫のうたを聞こうと庭にでていたこねこのしろきちのあくびが
ねこのお母さんや兄弟、お医者さんを巻き込んで
大変な騒動を引き起こしてしまいます
困り果てたしろきちがなんとも可愛らしく可笑しく、
安泰氏のねこの絵にほっこりさせられます
この夏にうまれたばかりのこねこたちは
やがてはじめての冬を迎えることでしょう
しかし、じょうぶで いきていれば、
この よのなかが どんなときも たのしいし、
よいものだと しっていましたから、
あさ おきるのを たのしみに、ぐっすりと よく ねむるのでした。
大佛次郎氏の日本語の美しさ豊かさに感銘を受けます。


