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朗読者

「あなただったらどうしましたか?」

朗読者 ベルンハルト・シュリンク
松永美穂訳 新潮社

この重い問いに、どう答えられるだろう

たとえその場にいたとして?

過去の過ちの歴史と

その長い積み重ねの上に立っている我々現代人

理解と想像をはるかに超える悲惨な出来事を前にして

やがて来るのは

”感覚の麻痺”と”逃避” そして

「こちら側」と「向こう側」という安易な区別

”こんなふうに人間を比較してしまっていいのだろうか?”

彼女はなぜ朗読をせがんだのか

静かに紡がれる物語に何を思ったのでしょう…

自らも反対側の人間になり得ることを心にとめ

今現在起こっている出来事ですら

一瞬のうちに過去となるこの瞬間を

どう生きるのか

一度読んで、もう一度読み直して

深く考える

理解と裁きと。

朗読者 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳 新潮社